だいたいいつも上機嫌

教育とか仕事とかマネージメントとかサーバントリーダーシップとか。

ボクシング村田諒太選手とニーチェ

村田諒太選手の特番を視聴して

土曜日の昼に、10/22に試合のあるボクシング村田諒太選手の特番が放送されていました。

個人的に、ボクシングなどの格闘技に興味がなかったんですが、今回の番組を見てちょっと見方が変わりました。

今までのただ相手を倒す野蛮なイメージとは違って 自分の内面と戦う武道的な印象でした。

村田諒太選手とニーチェの言葉

番組の中で、村田諒太選手がニーチェの本を読む場面がありました。 お父さんから勧められた本だとかで 自分の内面、モチベーションとか恐怖心との葛藤とかと向き合うときに、ヒントになる言葉が詰まっているとか。

格闘家と哲学者という、一見結びつきにくそうな組み合わせですが 強靭な肉体を作っても、それを動かすのは心ですし重要なもののようです。

ボクシングでもメンタルがとても大事

テクニックや身体能力ももちろんですが、やはりメンタルが大事というようなメッセージが番組全般一貫していました。

元々アマチュアの世界で金メダルを獲得し、プロの世界に挑戦したという選手らしいですが

プロの試合はアマチュアと違ってヘッドギアもなく、グローブも薄く、油断をすれば大きな怪我、命にも関わる事故も起きかねないシビアな環境ということで

プロの初試合の前には、恐怖から「試合をしたくない」という状態にまでなったと語られていました

プロ戦直前の村田諒太選手を救った子供のジャンプ

プロ戦の恐怖と戦う村田諒太選手からの電話に お父さんが村田諒太選手のお子さんを引き合いに出してこんな言葉をかけたそうです。

「昨日までジャンプできなかった〇〇が、こんなこともできるようになったよと見せたくてジャンプをする。そういうのでいいんじゃないか?こんなこともできるようになったって、それを見せにいくだけでいいんじゃないか?」

そんな子供の姿に勇気をもらってプロ戦に挑戦し見事勝利を飾ったと言います。

プロボクサーが、小さな子供から勇気をもらうというのがとても興味深いなと思いました

ジャングルジム、1段目も4段目も登る作業は同じ

村田諒太選手は子供をよく観察しているようで、ジャングルジムの話もしていました。

ジャングルジム、登る作業は1段目も4段目も同じだけど4段目の方がやっぱり怖い。 どんなこともそれと同じように、高くまで登れば恐怖は大きくなるけどやるべきことは同じ。 ただひたすらにやるべきことを続けるしかない。

初戦を戦うのも、チャンピオンと戦うのもやるべきことは同じということなのかもしれません。

何をやるにも、心を上手くコントロールした人が勝つ

今回村田諒太選手の番組を見て、心のコントロールの大事さを再認識しました。 ちょっとボクシングを見る目が変わりました。 村田諒太選手、試合頑張ってほしいなあ。